タバコ効果の経過について

タバコが鬱や統合失調症、ボケ防止など様々な効果があるという情報を知り、タバコを買い始めて1週間以上が経過し、この間今日までの間に4回妻の調子の悪い日が巡ってきた。

結論から言うと、調子の悪い時の妄想とそれへの反応の強度には変化がないものの、調子の悪さの継続時間はおよそ50%ほど削減されているようだ。

より具体的に書くと、“調子の悪い時の妄想とそれへの反応の強度”と言う意味では、相変わらず過去の何人もの妻の子供時代からの女性の知り合いと芸能人たちがストーカーしてくる、いじめてくる、監視してくる、といった妄想がはっきりと現れているようで、それらの人々に対して、必死で、声を荒げて、「しねー!」「出ていけー!」などと、かなり乱暴者になりながら抵抗している。床は相変わらずドンドンと夜中でも踏み鳴らすし、声も大音量だし、興奮して食器など様々なものを壊す。どうもこの“強度”に対してのタバコの効果があるようには今の所見えない。

一方の“調子の悪さの継続時間”については、タバコなしの時はこれまでずっと36時間〜40時間だったのだが、タバコの煙をある程度部屋に流すようにしたところ、この時間が18時間〜20時間となっている。

これまで4回、タバコ開始後に調子の悪いいわゆる××状態が巡ってきたのだが、1回目20時間、2回目20時間、3回目18時間、そして今回は20時間だ。これまでタバコなしの場合は36時間をほとんど下らず、下手をすると40時間超それが続いていたことからすると、信じがたいことに明らかに継続時間が短くなっている。

調子の悪い継続時間が短縮されると言うのは、妻の脳のためにも、私たちの健康のためにも非常に良いのではないかと思っている。妻の場合、クルマに例えると、36時間〜40時間の耐久レースでエンジンを高回転でぶん回し続けている状態だ。ル・マン24時間レース以上の過酷さだ。当然脳もその間ずっと緊張・興奮、そして高温状態なので、そのダメージたるや相当なものがあるだろうと想像できる。さらに加えてその間寝ないので、体にとって良いわけがない。私についても同じだ。前にも書いたが、例えるなら戦争で塹壕の中に身を潜め、36時間〜40時間も続く大砲や手榴弾、鉄砲玉の雨あられの中、じっと耐えているような状況なので、もちろん寝れないし、はっきり言って早死にする気しかしない。PTSDになりそうだ。

その継続時間が約半分になっているのだ。朝の10時に調子が悪くなると、その日の夜10時は余裕で過ぎて夜通し怒号が続くものの、翌朝4時ごろ〜6時くらいには妻は静かになり、スヤスヤと眠っている。

これが以前のタバコなしの場合は、朝10時に調子が悪くなると、午後はもちろん夜通し続き、空が白んできても鳴り止まず、翌朝10時は余裕で過ぎて、次の日の午後もずっと怒号が鳴り響き、次の日の夜10時ごろにやっと静かになる、と言う具合。もうへとへとだ。

これは体にとっては非常に楽になっていると思う。何より眠れる時間が増えるということが体にとって悪いわけがない。ただし、タバコを吸った私自身の感想としては、どうもタバコによって私自身の体力は奪われているようにも感じる。タバコを吸うとそのあとぐったりと疲れるし、疲労回復のためかどうかわからないが無性にフルーツが食べたくなる。これはマイナスの側面なので、今後はいかにマイナスの側面を減らしつつ、プラスの効果を最大化していくかというのが大事なのではないかと考えている。

妻の調子の悪い状態の継続時間が短縮されたとはいえ、まだまだ4回のみではあるし、確たることは言えないかもしれないが、一応ここまでの経過の記録として残しておきたいと思う。

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コメント

  1. まさと より:

    引き戸を後ろ手に閉めかけてやめた。薄黄緑色の院内から、人通りは少なく、足元に影を落とすイルミネーション、イルミネーション。見上げた夜空に月が昇る。
    壁一面に掲げられた看板の中で若い男と女が向き合い大きな顔をしている。誰も痛みを感じない。違う場所に移っても、自分が変わらない限りやはり駄目か。意気地なしになればいい。お好み焼き屋「小菊」を通り過ぎ、洋菓子「セレナ」に向き直り挨拶をした。ドーナツチェーン店はいたたまれない、ヤングサロン「サンタマリア」のそのつらさから、お食事処「角屋」が目をそらすんじゃないよ、とうつむいた。和風スナック「たちばな」から零れ落ちる、礫のように愚かに。
    また月が昇った。ひとつふたつ、いくつもいくつも月が昇った。地下鉄の入り口はすぐそこに見えるけれど、標識は少し震えながら、国道に立っていた。

    • schizo より:

      まさとさん、コメントいただきありがとうございます。奥様のいらっしゃる病院からの帰り道か何かでしょうか?不思議な情景が浮かんできて、不思議な気分になります。読む人を、一瞬で幻想世界に迷い込ませるような素敵な文章ですね。

  2. 梅子 より:

    何年か前に発売された睡眠薬で「ベルソムラ」というお薬があります
    従来の睡眠薬との違いは、自然な(感じの)眠気と依存性がないことです
    私もかれこれ2年ほど飲んでますが、確かに飲んで一時間くらいからゆっくり眠くなる薬なので自分には合ってるようです
    統合失調症には絶対睡眠が必要なので、一度ご検討なさってみてください
    そろそろ季節の変わり目ですから、schizoさんもお身体気を付けてくださいね

    • schizo より:

      梅子さん、コメントありがとうございます。「ベルソムラ」ですね。覚えておきます。最近妻は少し調子の良い日が増えてきていて、そんな日には夜ご飯が終わるや否や、冷凍庫からケーキなどを冷やす用の保冷剤を一つ取り、タオルにそれを巻いたものを頭に当てつつベッドに潜り込んでいます。そしてかなり長時間寝ているようです。問題は数日に一度訪れる調子の悪い日ですが、その時も、今はタバコ効果なのか、以前は36時間超だった寝ない時間が、今は20時間弱になっていて、その20時間がすぎると、何時間も何時間も大いびきでベッドで寝ていますので、トータル的には睡眠の辻褄が合っているような気がしないでもないです。迷うところです。このある意味自然な状況に任せたほうがいいのか、それとも毎日のサイクルをきちんとしたものにするために眠剤を導入したほうがいいのか。何れにせよ、妻は調子が悪くなってしまうと服薬どころではなくなるので、薬はその時は飲めず、一方調子が良い時には眠剤など飲まずとも、勝手に早寝しているので、今の所は眠剤はいらないかなと思ったりもします。
      そろそろ朝晩涼しくなってきましたね。梅子さんもお体に気をつけてお過ごしくださいね。

  3. パンダランチ より:

    タバコのニコチンでドーパミンが出るから効くのかなぁと思いましたが

    ニコチン中毒になると逆にタバコの煙が無い時イライラし出すと聞いたのですが

    タバコ試されて随分経過後で申し訳ありませんが
    体の事を考えるとタバコの前にエッセンシャルオイル試された方が良かったかも

    無印良品の「おやすみブレンド」で頭痛薬飲んでも治らなかった頭痛や肩から上の痛みが治りました。

    エッセンシャルオイルで治らなかったら
    仕事の精神的ストレスで頭痛になるなんて思いもよらない事でしたのでダメもとでオススメします。

    (一番はストレスな環境からさっさと離れて居心地の良い場所にいつもいられる事なんでしょうけど)

    今は同じ職場で仕事内容が変わったので
    エッセンシャルオイルは不要品になりました。

    香りは脳に直接作用するのでとても大事だけど
    好きな香りで無いと効き目無いかもですが

    それと自分で企画して時々飲み会を開催して友達と美味しい物を食べたり

    家庭菜園で甘いミニトマトを育てたりと趣味とかで沢山ドーパミンを出すようにしています。