先日、いつも通り妻の障害基礎年金が入金される口座の記帳をしたところ、なぜか入金されているはずの障害基礎年金の入金がなかった。何かの間違いだろうと思って、もう一度記帳のために通帳をキャッシュディスペンサーに入れて見たが、やはり記帳される様子もないままするっと出てくる。
これはおかしいと思って、過去に遡って妻の通帳を確認したが、偶数月の15日もしくはその数日前までには必ず入金されていたので、15日を過ぎているのに入金がないという事態は前代未聞だった。家に帰って早速インターネットで調べて見た。何か日本年金機構の方で不測の事態があったのではないかと思ったのだ。その場合はおそらくうちだけではなく他の人も同様の状況を体験し、なんらか、例えばTwitterなりブログなりで書いているいるのではないかと思ったのだ。ところが、検索して見ても何もそういった情報は出てこない。いたって通常通りで公式の情報などが整然と出てくるだけだ。
そこで“これはおそらくうちだけの問題で、なんらかの書類の不備などがあったのではないか?”と思い、日本年金機構からこれまでに届いたハガキなどを引っ張り出して調べて見たところ、「次回、診断書をご提出いただく時期は、平成30年5月です。」と書いてあるハガキを見つけた。平成30年5月って、数ヶ月前に過ぎているではないか?
ところで、このハガキ3枚分の大きさの書類が折りたたまれて糊でハガキ一枚分の大きさに仕立ててある『次回の診断書の提出について(お知らせ』というハガキだ。何年か前に届いたもので、すでに変色している。
「こんな、何年も前に一度ハガキでお知らせがきただけで、平成30年5月に忘れもせずに診断書を提出できるような記憶力のいい人がいるのか?」と思って、市役所の国民年金係に問い合わせて見たところ、係の方が日本年金機構の方に状況を確認してくださった。それによると、日本年金機構の方では、診断書提出時期の少し前に診断書用紙を妻宛に郵送したとのことだった。
そうはおっしゃっても・・・。うちには何も届いていない。
ということで、例の市役所の方に相談して、再度妻宛に診断書用紙を郵送してもらえるよう日本年金機構の方に話をしていただいた。市役所の方の話では、今月中に診断書を提出すれば、早ければ10月の障害基礎年金支給時に、8月分から遡って入金されるとのことだった。
一応、状況がわかって一安心ではあるが、この先診断書提出までにいくつかのハードルがある。まず、妻が8月中に通院できるかどうか。妻の通院は医師の当番の曜日で金曜日と決まっており、そのタイミングで妻の調子が良いかどうかが大きなハードルだ。次のハードルは、今年4月から変わって新しくなった担当医師が、これまでの医師に書いていただいたような内容を踏襲して診断書を書いてくださるかということ。そして診断書を書いていただくまでの日数だ。これにはいつも時間がかかっていて、診断書の作成をお願いしたその日に診断書を受け取れるというものではなく、いつも1週間後とかに私が医局まで受け取りに行っているのだ。そして最後のハードルが、8月中に診断書が提出できたとして、10月の支給に間に合うかどうかだ。一応8月15日から9月14日までの生活費は確保してあるが、9月15日から10月14日までの生活費については準備がない。10月の支給で8月から遡って支給されるとしても、9月15日からの1ヶ月分の生活費はどうにか捻出しなくてはならない。売り払う予定のなかった仕事用の機材を売るなり、借金をするなり、なんとかしなくてはならない。
うちの家計は、ほとんどを妻の障害基礎年金と障害特別手当でまかなっていて、中でも障害基礎年金がその大部分を占めているので、今回のようにいきなり支給がストップしたりすると大ピンチになってしまう。数年前に届いていたハガキの内容を覚えていなかった私にも非があるかもしれないが、直前になんのお知らせも日本年金機構なり市役所なり病院なりから届かなかったことの方がより大きな問題であると思う。
とはいえ、日本年金機構の方では診断書提出時期の少し前に診断書用紙を妻宛に郵送はしたとのことだし、うちに届いていないだけなので、これは一種の事故だ。その後の市役所の方の対応も、遡って支給がなされるというシステム自体も悪くはなく、むしろありがたいものだ。
まずは今やるべき手続きなどを落ち度なくしっかりとこなしたいが、今後はやはり、同じようなピンチに陥らないように、日頃からもう少し生活費を蓄えておくとか、私の仕事の方をもう少し頑張るとかしておきたいと思う。
コメント
少しお元気になられたようでなによりです。
診断書ですが、私の場合はいつも病院に電話して診断書を書いてほしいとお願いして、次の診断のときに受け取るということをしていました。
病院によって方針がことなるかもしれませんが、必ずしも受診は必要ないのではないかと思いますのでお願いしてみてもらってはいかがでしょうか。
Takemanさん、
コメント、情報、ありがとうございます。
本日、病院の方に電話し、主治医と医局の方とお話することができました。外来の受付で診断書の申込書を提出するように言われましたので、先ほど行ってきたところです。おっしゃる通り、8月現在の診察は診断書を書く上では必要なく、本来診断書を提出すべきだった5月時点での症状をもとに診断書を作成されるとのことでした。とりあえず、診断書が完成次第、病院から電話をいただけるような運びになっています。早ければまた水曜日にも病院にいき、妻の8月の診察かたがた診断書を受け取り、年金事務所あてに発送するというような話になっています。
schizo様
もうどれくらいになるでしょうか。このブログと出会ってからずっと拝見させて頂いております、Toshiというものです。生活環境がまったく同じなので、とても参考にさせて頂いております。
妻が統合失調症で私がパニック障害。といっても、私の精神病は多分に妻の影響+仕事のストレス+生活費のために起こったものです。
もう7年になります。私のほうはストレスが無ければパニックは起きません。現在、断薬を継続中です。一度、失敗して再発しておりますが、今回は再発する要素がほとんど無くなったので大丈夫そうです。
妻の統合失調症は子ども(重度心身障害児)を育てたための心労からきており、子どもはそれ以来、施設で暮らしておりますので、今はときどき躁状態になるくらいに落ち着いております。障害年金は2級を受給しています。
私は今年から年金受給者になりましたが、長くフリーで仕事をしているため、年金額は月に10万円です。それに妻の障害年金6万円ちょっとで暮らしております。
ようやく借金が終わり、私と妻の年金で働かなくても暮らせるようになりましたが、妻の年金が打ち切られると生活は厳しくなってしまいます。
来年の2月に妻の年金の更新が来ますので、今からその準備をしておこうと思っております。主治医にそこのところはよく話し、理解して診断書を書いてもらうつもりです。
まだまだ仕事はするつもりです。これからいろいろなことがありますので、少しでも蓄えをしなくてはいけません。
schizoさんのお話を伺い、フリーでお仕事をされているようですので、なかなか大変だとは思いますが、お互いに頑張らなくてはと心新たにしております。
妻の症状は急変することがありますので、妻の行動に変化があるとそれがトラウマになり、ストレスがかかりますが、それも含めてすべてを受け入れて暮らすように心がけています。
先が見えない状態ですが、それでも今を大切にして生きていこうと思います。
陰ながら応援させて頂きます。
辛いときは休まれて下さい。患者の家族会などに入られるのも息抜きにはなりますので。
Toshiさま
コメントいただきありがとうございます。
生活環境が全く同じ状況とのこと。Toshiさんのように頑張っておられる方が、私の他にもいらっしゃるということがわかるだけでも、大きな救い、励ましになります。奥様が統合失調症でToshiさんご本人もパニック障害とのこと。本当に統合失調症の患者を家族が支えていくというのは、体験者以外には想像を絶する過酷さがあると思います。先行きも見えない病気のことに加え、生きていくためにはお金もかかりますし、またただただ生きていくだけではなく、やはり仕事として、もしくはなんらかの形で実現したいことがある場合、その理想と現実との狭間で苦悩することも多々あるのではないかと思います。看病、介護をする傍で、自分の仕事もこなす必要があるということで、そのストレスや難易度は相当高いものになると私自身実感しています。Toshiさんご本人のパニック障害は、一段落されているようですので、ひとまずは安心ですね。
私はまだ自分自身の年金を受給するような年齢には達していませんが、Toshiさんのように長くフリーでお仕事をされ、晴れて年金を受給されているお話を伺うと、自分も頑張らなくては、と気持ちを新たにしています。私の場合、ここまでのところは、今回の投稿にも書いた通り、妻の病気が元で完全にやる気というか元気というか、バイタリティーの根幹が失われてしまっていて、なかなか先に進めずにいましたが、ひょんな事から再開したタバコのおかげで、長かったうつ状態から回復し、久しぶりにむくむくとやる気が湧いてきていますので、またここから頑張ろうと思います。おっしゃる通り、“全てを受け入れて暮らす”というのがとても大事だと感じます。ああだったらよかったのに、とか、こんなはずではなかったなどと考えても、現実がそうである以上、仕方のないことですし、この状況の中でどこまでできるのかを考えたほうが、より成果が出せるように思います。
Toshiさんもどうか、是非ともあまり頑張りすぎることなく、適度に息抜きされつつ、奥様と得られうる限りの幸せな生活を送っていただきたいと心から願っております。
blog拝見しています。更新がなくて気になっておりましたが、タバコによって復活されたとのことで安心しました。医療従事者としてはタバコの害のほうが気になってしまいますが、今現在メリットのほうが上回っているようですので、うまくタバコとお付き合いしていけると良いですね。火の始末だけは十分にお気を付けください。
さて、障害年金の診断書についてですが、医療機関側ではそれぞれの患者様が公的年金を受給しているか否かはシステム上一切把握しておりません。
公的な医療費補助等で自治体より受給者証が発行されている場合は受給者証に有効期間があるためシステム上で把握しておりますが、医療費に関係しない年金受給の有無は把握しておく必要がないのです。
診断書に関してはあくまで患者様から依頼されたものを記載してお渡ししているだけということになります。
もちろんどの医療機関でも診断書のコピーは必ずカルテ内に保管してありますので記載内容についてのお問い合わせは対応可能です。
病院からなにか連絡があれば…ということでしたが、この点では医療機関側では残念ながらお力になれないのが現状です。
一番の問題は年金機構から発送されているはずの書類が届いていないことで、いわゆる郵便事故というものだと思います。
年金が一時的にでもストップしてしまえば日々の生活に影響が出る状況でおられるので、今後同じようなことが起きないよう、お住まいの地区で一番大きい郵便局へ問い合わせてみてはいかがでしょうか?
医療従事者さま
コメントいただきましてありがとうございます。
なるほど、医療機関では年金受給の有無は把握していないのですね。それで医師が変わるたびに、同じ病院であっても毎度同じことを説明しなくてはならないのですね。カルテには年金申請用の診断書をが残っているはずで、その都度引き継ぎはなされているはずですが、医師が変わるたびにこれまで同じことをなぜ説明しなくてはならないのかと思っていましたが、少し納得しました。
今回5月に専用の診断書用紙がうちに届かなかったのは、おっしゃる通り郵便事故であると思います。前回も病院側がうちに送ってくださったという診断書が行方不明になり、わざわざ郵便局の方が謝罪に来られたということがありました。その時も「病院からは郵送した」ということで、郵便事故という扱いでその後、てんやわんやして再度診断書を用意し、提出するというようなことがありました。こういう重要な書類の場合は、できる限り「自ら運ぶ」という姿勢で行きたいのですが、どうしても1から10まで自分ではカバーできないので、ある部分は関係者の方々を信頼して進めるしかないのが実情です。今回はうまくいけばいいのですが・・・。
奥様は障害者手帳はお持ちですか?
市民税の減免やN○K受信料の減免が市役所でできますよ(手続きするために必要書類等をもって市役所へ行く手間はかかりますが)
奥様の国保の保険料も減免申請ができたはずです(こちらは年金受給してるのが条件でした)
schizoさんの年収次第ですが、国民年金も免除申請ができるかもしれません
あと、自治体にもよりますがフードバンクという生活困窮者向けのサービスもあります
我が家も夫が転職したばかりでだいぶカツカツで、先日フードバンクを利用してお米や麺類・調味料を頂きました こちらも市の福祉課の方へ相談したら申請書類をいただけました
是非検討してみてください もう実施されてたら失礼しました
10/15の年金受給日までなんとか乗り切れますように 応援しています
梅子さん
コメントいただきましてありがとうございます。
税や各種料金の減免などの情報、ありがとうございます。妻は障害者手帳を持っています。実は以前に市役所で諸々手続きをし、現在我が家は非課税世帯ということになっており、国民健康保険税は少額ながら支払っているものの、市民税はなし、N●K受信料も免除、私の国民年金も全額免除になっています。フードバンクについては、全くの初耳でした。9月に入り、全く二進も三進も行かなくなったら市役所に相談してみようと思います。梅子さんもご利用されたのですね。少し希望が持てました。先ほど病院から電話があり、診断書の作成が完了したとのことでしたので、これから受け取りに行き、その足で年金事務所まで持参・提出してこようと思っています。なんとかなればいいのですが・・・。
schizo様
Toshiです。フードバンクですが、妻も利用しています。患者会に入っているので週に何度か通っているのですが、そこで月に2回、期限切れ間近の商品が大量に送られてきます。バナナやパン、缶詰など、結構、いろいろなものがあります。交付日だけは普段、来ない患者さんも多く来られるようです。バナナなどは多すぎて余るほどだそうです。定期的にそのような場所に配られています。市役所か区役所の障害課か、あるいは福祉課で尋ねれば配布場所を教えてくれるのではないでしょうか。年金事務所は診断書を出しても作業が遅いですから、今のうちからそのような場所を見つけておかれるといいと思います。
Toshiさん、コメントありがとうございます。フードバンク、奥様もご利用されているのですね。患者会ですか。私たちの所にもそのようなものがあるかも含め、フードバンクの事も調べてみようと思います。妻はとにかく女性を怖がっていて、患者会にいけるかどうかはまだわかりませんが、もしいけるようであれば似たような人たちで話ができたり、情報共有ができるなどいいかもしれませんね。私のところは障害年金ですとか障害者向けの様々なサービスを受ける上で、市役所の方や病院の方とは交流がありますが、それ以外は私の母親と妻の父親くらいしか身近に話せる相手はおりませんので、いつも孤軍奮闘的な、心細い気持ちで過ごしていますので、そのような交流ができる場所があれば気持ちを支える意味でも良いかもしれません。