介護をする上でも、やはり様々なものを買ったり支払ったりする必要はででくるわけで、下手をすると手持ちの現金では足りないというケースも出てくる。妻の病院の交通費もそうだが、今回のように歯医者などにかかると、普通に３割負担なので意外に治療費も高額で想定外の出費も増える。
そういう時のために、私はまだ会社員だった頃、辞職する直前にいくつか信販系のカードを作り、これまではそれらを利用してきていた。作ったのは楽天カードとLifeカードだ。それ以前にもSuicaカードやEPOSカード、TSUTAYAカード、Resona Card+など色々持ってはいたものの、カードを作ったらキャッシュバックがあるというので新しく作ったのだが、何度か使って完済すると、勝手に利用可能額を増額してくれたりするので重宝して使っていた。
ところが、ここへきて流石に使い過ぎてしまい、楽天カードはショッピング残高がリボ払いで46万円、キャッシングで８万円、Lifeカードもショッピングリボ残高が40万円近くになってしまい、月々の返済が大きくなってしまっていた。具体的には、楽天の方がショッピング分として16000円程度、キャッシング分が4000円程度、Lifeの方がはショッピング返済が月々12000円程度ということで、合計30000円を超えてしまったのだ。私も少しは月々稼いでいるとはいえ、妻の年金関係が月10万円程度であることからすると、月々30000円の返済というのは多すぎる。
そんなにカードを使わなければよかったじゃないか、という天のお叱りも聞こえてきそうだが、ここはなんとか凌がなくてはならないということで、色々考えた結果、銀行系のローン１つと、ポイント狙いのカードを１枚ほど作ってみた。銀行系は住信SBI銀行のもの。ポイント狙いの方はYahoo! Japanカードだ。なんだまたカードやローンか！！！というお叱りの声が（以下略）。
実際のところ、現在の私の“退職し妻の介護をしていてさしたる自分自身の収入がない”という現状では、ローンの新規契約も新規カードも作れないかもしれないと思っていて半ば駄目元だったのだが、意外にも両方ともすんなりと契約できた。住信SBI銀行は以前より銀行口座だけは持っていて、いろんな支払いに利用したり、つい最近には投資もありかななどと思ってSBI証券の口座を開設していたりしたのだが、それがよかったのだろうか。Yahoo!の方は今とにかく新規契約者が欲しいようで、誰でもよかったのかもしれない。
そんなわけで、楽天カードのキャッシング分8万円とLifeカードのショッピング40万円を住信SBIローンで一括返済することにした。年利は14.3%ほどだ。月々返済額は8000円だ。楽天キャッシング＋Lifeショッピングの合計と比べると月々7000円ほど浮く。楽天カードのキャッシングは利息が年18%、Lifeのショッピングも15%なので、利息も随分と下がる。合計金額はどのみち同額なのでこちらの方が長い目で見てお得だ。楽天のショッピングは15％でまだ46万円ほど残高があるが、こちらは月々返済が1万円＋利息分なので、放っておいても月々元金が1万円減って行くのでそのまま支払い続ける。住信SBIのローンにして浮いた月々7000円は何かのために月々貯蓄して行き、何もなければ楽天の方に繰上げ返済して行く方針だ。
実際のところ、カードやローンを利用しても、一括払いならば手数料（利息）は1回限り支払えば良いが、リボルビング払いにすると回数分、延々と利息を毎月取られる。だからリボルビングなどにはせず、本来ならばできる限り一括払いにするのが良い。それ以前にカードやローンを利用しなくていいならそれが一番良いのだが、なかなかそうも行かない場合もあるのでそこはそういうローンなどの存在価値なのだろうと思う。
いずれにせよ、我が家ではとりあえずこれ以上のローンやカードでの買い物はしないことにした。月々の光熱費等の支払いは楽天カードにしてあるのだが、これはポイントが入ってきて色々ポイントで買えるのでよしとするが、それ以外の買い物はなしだ。溜まったら現金で買う。とりあえず、今回はYahoo! Japanのカードを作った時にもらったポイントを使って妻の秋冬物ワンピースと私の長袖を一枚ずつ購入した。実質数百円だ。
以上、予算規模が小さすぎてお恥ずかしい限りだが、これが現状でありこういう話もなんらかの参考になるかもしれないので、書くことにした。なんにせよ、今世の中にはやれカードを作れ、リボルビング払いにしろだの、あれやこれが人気ですよ買いましょう的な商業広告が多すぎる。自動リボなどは最もやってはならないことだと思う。物欲も人生には必要だとは思うが、くれぐれもみなさまもお気をつけて。