崩壊

妻の「I am happy」と書くノートの記述が止まった。

12月15日、とうとう本格的に調子を崩してしまい、絶叫、号泣、そして絶え間ない独り言、脈絡のない大爆笑が始まった。15日、16日、それと20日は不眠(全く寝ずに、全力で独り言や絶叫、号泣、大爆笑など)。その他、今日21日に至るまでは××(二重×、私がカレンダーにつけている妻の状態を示す印)の日でも夜になったら寝ることもあるのだが、今日で7日目、こんなに長い間調子を崩しっぱなしと言うのは、おそらく再発初期の頃以来のような気がする。2012年頃は特に毎日毎日、妻は調子が悪く、話も通じず、ひたすら独り言や徘徊をしていた。今は徘徊こそないものの、あの頃を彷彿とさせる状態だ。

こうなる前は、前回の投稿の通り、毎日朝からカラオケを楽しみにしていたので、実際に夜になるとカラオケタイムにしてあげて、妻も楽しんでいたと思う。そのために、本来なら調子を崩しておくべきところで、無理に調子を維持してしまったのが原因か?

11月末にひどい調子の崩しようだったのだが、その後はカラオケ効果もあってか、15日間も好調を維持し続けた。6日、7日には、一時×の状態(感情の暴発はないが独り言や脈絡なく泣く、笑うなどの症状)になることはあったものの、自分で氷で頭を冷やして復活してはカラオケをしていた。この状態を維持したのが、結果的に祟ったのだろうか。

もしくは、注目の食材として、妻のビタミンD補給用として毎日欠かさず食べさせていたキノコが悪かったのだろうか。キノコには笑い茸などもあるように、ビタミンD以外にも様々な効能があると聞く。そういった何かの効能がマイナスに作用してしまったのだろうか。この辺は調べないとわからないのだが。

こうなってしまうと、ほぼ何も食べないのが大変困る。以前医師に出していただいた栄養ドリンクはとうに底を突き、持っていくコーヒーは飲むものの、パン、コーンフレークの牛乳がけ、みかん、バナナ、その他昼や夜にだすパスタや焼きそば、カレーなど、ことごとく残す。と言うか、ほんの一口でも食べればまだいい方で、スプーンを動かして終わり、などが多く、残ったものは捨てるわけにもいかず、数時間後に私が食べて処理するのだが、これでは妻の体力が持たないのではないかと心配になる。また栄養ドリンクを買ってこよう。

これまでの経験では、妻は何か食べると、それをエネルギーにして感情の暴発が酷くなる傾向にあり、逆に空腹状態をある程度の時間維持すると、ふと我に帰ることが多かった。このような傾向は、実は体の自己保全機能で、自分の体や脳に過度に負担がかからないようにしている、などであればいいのだが、そう都合よくできているものか、定かではない。

もう一つ、妻は今生理中なのだが、生理前、生理中にも酷く調子を崩すと言うのは、初期から続いている傾向だ。これもおそらく今回の件にも影響していると思う。

妻が楽しみにしていたクリスマス・イブは一緒に祝えるだろうか。心配だ。

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コメント

  1. ようこ より:

    始めまして。私は統合失調症の34歳です。
    奥さまと同じくらいでしょうか?
    大変な年末をお過ごしになっていらしたのですね。
    私も食事が喉を通らないというか身体がご飯を求めなくなる時があります。
    私は統合失調症のほかに躁鬱病もあるのですが、躁で過活動気味だった後は、自然と食事が食べれなくなります。
    例えば2日ほど不眠で夜通し活動してしまったりすると、3日目はめまいや吐き気が出てくる、といった具合。
    たぶんこれは体が自然にこれ以上活動しては危機的状態に陥ると察知して、動けなくするために食欲も落としているのだと思います。
    奥さまもご飯が食べられなくなる前に、たくさん動きすぎていたり、眠らないで過ごしていたり、なんてことはなかったでしょうか?
    躁の後の一時の食欲不振、他には鬱状態の食欲不振もあります。
    鬱の時はご飯を食べても砂をかむようで味気なく、
    全く美味しいと感じられなくなり、お茶ばかり飲んでいました。ひどいときは鬱が3か月ちょっと続いて、少しダイエットになりました(苦笑)でもその後の軽躁状態で食べ過ぎて、すぐに帳尻が戻るのですが。
    私は15歳の発病です。
    両親よりも夫が病気に理解を示してくれているので、すごくありがたいです。
    私は出産を2回していますが、小さな再発も含めると10回以上精神科に入退院を繰り返しています。
    状態が悪いときは、理性的に物事が考えられず、私も徘徊しました。
    徘徊というよりも、夜の逃亡でしょうか(^^)
    裸足でぺたぺた歩いていき、疲れて座り込んだところが病院の駐車場。
    救命室に車いすで運ばれ、その後警察に通報され、自宅に送られました。。
    今思えば、何やったんだろう、という感じです。
    ベランダから飛び降りたのも、痛かった思い出です。
    そんなこんな大変な時もありましたが、発病からもうすぐ20年。
    ちょっと平和な毎日を送れるまでに快復しました。
    今はパートでお年寄りの方々をマッサージするお仕事しています。
    働くだけがすべてじゃないけれど、諦めなくてよかったと思っています。
    昔の記事にコメントすみません。。
    今はドラッグストアで高カロリーのドリンクが紙パック包装で売られていますね。
    ターゲットはお年寄り向けでしょうけれど、鬱状態で食が進まない時もいいかもしれません。
    私はエンシュアリキッドを以前飲んでいた時がありますが、そのままだと濃すぎてウエッっとなるので、氷を浮かべて少し水で薄めて飲んでいました。
    コーヒー味もあって、冷やすとまあまあの味でしたよ。

  2. schizo より:

    ようこさん
    はじめまして。コメントありがとうございます。10回以上の入退院ですか。大変なことですね。食欲と気分と体調というのはかなり密接に関連しているようですね。体の自動調節的機能が、本人の意思に関わらず機能しているというのは私も妻を見ていると、そんな風に感じています。今はガンガンに食べまくりながら二晩くらい夜通し活動して、そのあとほぼ24時間に近いくらい寝たままで起きてこないことが増えています。妻の場合は帳尻が合ってないのか、痩せすぎなので、なんとか高カロリーの肉やら魚入りなんちゃらやら食べさせるようにしているところです。エンシュアは結局妻は1本飲んだあとは、見向きもしなくなりましたので、今のところは自販機のデカビタなどの栄養ドリンクに戻っていますが、ドラッグストアの高カロリードリンク、探してみます。
    それにしても、徘徊やら、と、飛び降り(?)やら、おおごとですね。飛び降りると、骨折しそうですが、だいじょうぶですか?出産もされ、今はお仕事もされているとのこと。素晴らしいですね。私もようこさんのように回復されてきている方の話を聞くと、希望が持てます。