仮説の検証結果について

前々回(8月7日)に書いた「安定した状態と、ある仮説について」という投稿で、「統合失調症の症状とは一種のストレス過敏症である」という仮説を立ててみて、ここまで1ヶ月以上様子を見てきたので、その結果について一旦まとめてみたいと思う。

仮説に基づいて、妻のストレスを極力減らすよう努めてきたわけだが、結果は次のようになった。

7月
××回数:11回
×回数:5回
△回数:3回
○回数:4回
◎回数:20回

8月
××回数:5回
×回数:11回
△回数:9回
○回数:2回
◎回数:28回

一月の合計が30以上になっているのは、一日のうちに状態がどんどん変わっていく部分も記録しているためだ。朝◎で午後から崩れて△や×、××になることもあるので、回数だけ数えると7月は43個、8月は56個となっている。

仮説を立てたのが、7月末頃で、7月の生活ではストレスを減らすという事を意識的にはあまりしていなかったのに対して、8月はかなりその部分を頑張ってみた。

7月と8月を比べると、××回数は11回→5回と減っているのに対して、◎は20回→28回と増えている。

調子の悪い状態だけで見ると、8月は××が減った分×が増えている(7月5回→8月11回)。

一方調子の良い状態だけ見ると、8月は◎が増えた分○は減っている(7月4回→8月2回)。

△状態(良い状態と悪い状態の境界的な状態)は8月の方が多くなっている(7月3回→9月9回)。

たったの二ヶ月間の結果だが、こうして比較してみるとどうも「ストレスを減らすと調子の良い状態は増え、悪い状態は減る。そして中間の状態は増える」ということが言えそうだ。
状態の記録は続けているので、今後もことあるごとに経過を書いてみたいと思う。

ただ、妻のストレスを減らすようかなり頑張っても、完全に妻の思い通りにいくようにする事はなかなか難しくて、どうしても妻は妄想大爆発してしまうし、そうなると依然として、耳はこすり過ぎて出血、髪はちぎれ、物は乱暴にするので壊れる、みたいになってしまうのだが、全体としては穏やかな日々が増える傾向にはあると思う。

穏やかに過ごせる日々が続くと、妻の病気の回復にとっては良い事だと思うので、今後もこの調子で頑張っていきたいと思う。

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コメント

  1. 優和 より:

    頑張っておられる姿を拝見させていただきました。
    私の元妻も精神病でした。
    あれは経験者でなければわからない、言葉に出来ない感情が多々渦巻きますよね。
    ご立派だと思います。
    何卒ご自身の体調もお大事になさってください。
    駄文失礼致しました。

  2. Megmin より:

    はじめまして。
    実は昨晩初めてこちらのブログを見つけ、
    書き始めの所から、すべて読ませていただきました。
    こんなに献身的になさっていて、
    本当に涙が出てきてしまいました。
    奥様は、病気で苦しんでおられますが、
    とても幸せだと思いますよ。
    結婚しても自分のことしか考えない男性が多い中で、こんなにも奥様につくしていらっしゃる方がいるなんて…
    実は私もひどい鬱を患っておりました。
    今は睡眠障害が重く残っている程度ですが、
    今も向精神薬は減薬の途中です。
    主人にもたくさん暴言を吐いたり、暴れ倒したり、包丁で斬りかかったりしたんです。
    でも諦めずにじっくり休ませてくれました。
    でも、こんなに奥様の気持ちに寄り添われているのを読んで、私もこうしてもらえてたら、もっと早く治せたのかな…と思いました。
    投薬スタートしてから10年です。
    そばにいてあげてください。
    奥様はきっと、ご主人のことが大好きです。

  3. schizo より:

    優和さま
    コメントありがとうございます。
    リンクよりブログも読まさせていただきました。
    ものすごく赤裸裸に事の経緯と心情が書いてあってすごいと思いました。諸々な事情があり離婚という選択をされたのですね。ただただ心が痛むばかりですが、今後の優和さまや元奥様、そしてお子さんたちの幸せを願わずにはいられません。これからもお子様たちのお父さんである事実は決して変わらないので、頑張ってください。陰ながら応援しております。

  4. schizo より:

    Megmin さま
    コメントありがとうござました。
    そしてこのブログを書き初めのところから(!)読んでいただいたとのこと。年数が経っている割には95という記事数ですが、それでも膨大な数になってきていますので、なんだか申し訳ないとともに感謝です。
    私も結婚当初は仕事仕事で、たまの週末に妻と買い物や外食や小旅行などで一緒の時間を過ごす程度で、これでいいのだろうと高をくくっていた、ダメな夫だったのだと思います。日々の生活では妻は全く精神的に満足しておらず、無理ばかり、心配ばかりかけていました。
    今こうして、妻が病気になってみて、このような日々妻の生活を支える生活をしてみて、やっとわかったことがたくさんあります。
    Megminさまもうつで苦しんでおられたのですね。旦那様はあきらめずにじっくり休ませてくれたとの事。すばらしいと思います。
    この先ずっと、素敵な旦那さまと楽しい生活を送られるよう、願っております。減薬も頑張ってください。