妻がいつもぬりえをしているということは何度か書いたが、最近では迷子防止用に持たせているiPhoneを使って検索して、色がわからないディズニーのキャラを検索してぬったりしている。いつだったか、だいぶ前に明らかに間違った色でぬっていたので、iPhoneで検索して「こうやって調べたらいいんだよ」といって教えてあげたら、それ以来、調子のいい時にはずっと自分で調べながら塗っている。
それでもどうやっても何色かわからない部分があるようで、妻がぬりえで苦戦していたので、今のぬりえのキャラが出るディズニーのDVDを借りて見せてあげる事にした。トイ・ストーリーとモンスターズ・インクとカーズだ。
日曜に借りてきて、昨日一通り観終えた。妻は内容がわかっているのかいないのかわからないが、たまに大爆笑しつつも、しっかりぬりえを持ってきて、お目当てのキャラが出てきたら色をぬりながら観ていた、というか、多分内容はわかっていないと思う。今回のDVDは全部第1作目で、ぬりえにまだ出てこないキャラもいたので「こんどまた2作目も借りよう」と言ったら、妻は「うん」と言っていた。妻はあくまでぬりえ目当てだとは思うが(笑)。
私はこの中では、トイ・ストーリーだけ会社員時代に観た事があったのだが「3Dアニメってすごいな」くらいの印象しか残ってなかった。ところが今回観たら、トイ・ストーリーも、モンスターズ・インクもカーズもすごくいいストーリーで感動した。正直「ディズニーなんて、どうせ子供用のお話だろ」ぐらいに思っていたのだが、どのお話も奥が深くて、あたたかくて、大人でも十分楽しめる内容だと思った。
妻がたまたまぬりえをしているので観る機会ができたが、本当はこういう内容のお話が必要なのは私の方かもしれないなとふと思った。妻の介護生活も4年を過ぎて、ずいぶん気持ち的なゆとりは持てるようになっていたつもりだったが、会社員時代の効率だのなんだので徹底的に無駄を排除した忙しい生活から、どこか抜けきれていない部分があるのだろうか。
こういうことに気づけるのも、妻のおかげかもしれない。
コメント
確かに、会社員時代はいろんなことを指数化し追い続けてきました。人間の心って指数化できませんし、する必要もなく、ただ向かい合ってゆっくり生活している感じです。
ほんとそうですよね。いろんな人間の行動を分析して数値化して、その情報をもとに顧客のみならず自らの会社の従業員の行動や成果までもコントロールしようとする。合理的といえば聞こえがいいですが、人間って理にかなわない部分もあるので、割り切れなくてはみだしちゃうというか。はみ出した果てが「病気」といわれるものであったりもすると思うので、いまは私もはみだしたまま、でいいです。弟さんの看病頑張ってください。