統合失調症の人の置かれている環境について思う事

昨日、23日のお昼頃からずっと妻の調子が悪い。

今、24日(金)の午後1時前。もう24時間を超えている。昨夜は夜通し妻が叫びながら頭の横あたりをかきあげ続け、さっき見たら枕が乾燥した血液で一面茶色になっている。粉になって散らばっているのだ。

調子が悪くなると、いつもこうなので慣れてきている。もちろん初めの頃は驚いて軽いパニックになったが。正直“自分の頭や耳がこすれて血が出てもかまわずこすり続けわめき続ける”というのは、もう常軌を逸している、というか、だから病気なのだけれど。

それで、やはりもう本当に異常な状態なので、さすがに夜中になってこちらも眠くなったり疲れたりしてくると、「うるさい!」「だまれ!」などと言ってしまったり、もっとひどい心にもないことを言ってしまったりする。

実は妻は調子がよくなったりすると、たまに「昨日こんなことを言われた・・・。」などと私が言ったことがショックだったということを訴えてきたりする事がある。病気の状態とはいえ、やはり記憶には残っていて、傷ついていたりするのだ。だから私は何かひどい事を言ってしまった後にずいぶん後悔する。

一般的に、統合失調症の人というのは(個人差はあると思うが)、健常者が考えもつかないような異常な事を言ったりしたりする。それを普通の人は、ばかばかしいと思ったり、あきれたり、うるさがったり、面倒がったりする。その結果、統合失調症の人がひどい事を言われたり、されたり、ぞんざいな扱いをされたりすることが多いのだと思う。

家族にひどい事を言われたり、人として一人前の扱いを受けれなかったり、面倒くさがられて入院させられたり。(※入院が必ずしも悪いとは言わないが、妻の入院先に実際そういう人が入院していたし、今の社会システムの中では、病気になった人は医療施設に預けて、健康なその他の家族などが入院費用をまかないつつ、普通の社会生活を送れるようにする、ということが一般的になっていると思う。)

今までにいろんな統合失調症に関する本を読んだが、いろんなひどい例がもっとあって、昔なら屋敷のどこか離れに幽閉されたり、医療施設で日常的に殴られたり、地域の住人からこぞって気味悪がられたり。それとは逆に何か特別な能力者としてある意味恐れられたりもしたようだが。

こんな扱いを受けている統合失調症の人の気持ちはいったいどんなものだろうと考えると、本当に辛い思をしているのだろうと容易に想像できる。妻もショックを受けて私に訴えてきたりするが、そのほかの統合失調症の人たちもやはり傷つきながら日常生活を送っているのではないだろうか。ただでさえ病気で辛いだろうに。

症状も病気の程度も人それぞれだし、受け止め方も千差万別なので、全ての人には当てはまらないとは思うが、やはり一人の介護者としてまだまだ未熟だと思うので、せめてもう少しだけ、妻にいい思いをさせてあげるようにがんばらなければと思う。

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コメント

  1. 吉田 より:

    何かひどい事を言ってしまった後にずいぶん後悔すると書かれていますが、私もまったく同じです。私は徘徊する弟を力づくで止めようとしますが、わたしのほうが体が小さいため、どうにもなりません。病識がまったくなく、最近は通院、薬も拒否します。
    あまりに私が追いつめられると、思ってはいけない
    事が口から出そうになります。とりあえず、今は
    信頼関係が崩れてもいいので薬を食事の中に
    入れています。あと、気になる記述があったのですが
    ”もう少しだけ”という言葉が気になりました。

  2. schizo より:

    吉田さま
    コメントありがとうございます。
    今はすごくつらい時期をお過ごしのことと思います。
    徘徊されると危ないし心配ですよね。病識のない弟さんを止めるのは心理的にも体力的にも大変だと思います。まして体格差があるならなおさら。
    うちの場合は、やはりある時期徘徊がひどく、昼でも夜でも真夜中でも関係なく、妻が気づいたらいなくなる事が多々ありました。私が起きているときは止められるのでまだ良いのですが、疲れて寝てしまった隙に玄関から出て行って、何度も外で保護され・・・。
    幸い今は徘徊は落ち着いていて、そのかわり調子が悪くなると頭の横をこすって出血。行動の形は変わっていますが、そうすることでなんらかのバランスを取ろうと本人なりに頑張っているのだと今は思うようにしていて、高速で動かす腕も無理に止めずに放っておくようにしています。
    医師に言われたことで心に残った事があって、それは「あまり奥さんの状態に一喜一憂しないでください」ということです。介護する側の人があまりにも悲しんだり落胆したりしたら、患者本人にも伝わってしまうし、なにより介護者がつらいのでということだと思います。そうは言われても、なかなか一喜一憂しないなんて難しいですが。
    どうか怪我などされないよう、そしてあまり落胆したり悲しんだりされないよう、できる範囲で頑張ってください!

  3. 吉田 より:

    そちらも大変なのに、私のことにアドバイスいただき
    感謝申し上げます。私なりにいろいろ調べて対応は
    していますが、希望だけは持っています。
    甘いものや炭水化物はアドレナリンの一種である
    アドレノクロムを生成させるので極力与えないように
    しB3を含む食事を考えたりと、栄養的にアプローチ
    できればと思いがんばっています。
    奥様の体調が一日でも早く改善されますように。
    ありがとうございました。

  4. schizo より:

    栄養的アプローチいいですね。うちでも頑張ってやってみます。
    それと書き忘れましたが、“もう少しだけ”の意味は、期間的な意味ではなくて、程度的に今もまあまあ頑張ってはいるけれども、もう一押し良い思いや楽しい気分をさせてやれたら、という意味でした。

  5. 吉田 より:

    安心しました。

  6. 吉田 より:

    最近、更新がありませんが大丈夫ですか?

  7. schizo より:

    ご心配おかけしてしまってすみません。
    大丈夫です。元気なんですが、腰が痛すぎて、横たわっていました。
    2週間経って、少し痛みが和らいできたような気がします。

  8. 匿名 より:

    はじめまして。
    先程検索でやってきました。
    私は44歳男性です。
    奥様が統合失調症辛いですね。
    お気持ち察します。
    私の場合は、母が統合失調症です。
    私が中学1年生、弟や妹は小学生で、もう30年以上統合失調症を見て来ました。
    急性期を何度も繰り返し、子供ながら母の異常を受け入れられず、弟や妹は学校の友達にもおまえの母ちゃん狂ってるとかバカにされ、泣いて帰ってくることもしばしば。
    昨年亡くなった父も本当に憔悴しきっていたと思います。
    貴殿のブログを拝見していると母が発病した頃の数年間、本当に大変だった時期を思いだし、コメントせずにはいられませんでした。
    看病は本当に大変です。
    お一人で背負わず、いろんな方のご協力を得て看病していって下さい。
    応援しています。

  9. schizo より:

    コメントありがとうございます。
    こうしてコメントをいただく事があると、「ああ、大変なのはうちだけじゃないんだ、みんな頑張っているんだな」というにその都度思い至る事ができ、たいへんありがたいです。
    お母様の統合失調症を30年以上見てこられたということで、子供の頃からずっと大変な思いをしてこられたんですね。弟さん、妹さんもかわいそうな思いをされたのですね。やはり少しでも普通と違っていると、特に子供などは平気で口にしたりしますし、大人社会でも偏見と同時に、おそらく関わりたくないという思いや、実態を知らない事からくる恐ろしさなどもあり、本人はもちろん看ている家族が受ける精神的負担も相当なものだと思います。
    うちはまだほんの数年ですが、本当に大変です。なんだか先が長いな、とも思ってしまいましたが、これからも頑張っていこうと思います。
    私も応援しています。

  10. obaba より:

    はじめまして。娘の統合失調が発覚して入院。私自身もウツになりました。私の主治医、娘の主治医からも病状に一喜一憂しない、振り回されない、と教わりました。なかなか難しいので私自身が集中できるようにしています。何が起きてもその間は無視?というか。
    いまは元気にしています。
    やさしいご主人でほっとします。
    夫婦は健やかなる時も病める時も・・・ですね

  11. schizo より:

    obata さま
    コメントありがとうございます。
    娘さんの統合失調症、それからご自身のうつも抱えておられ、大変ですね。ご無理なさらないよう、あまり全てを抱えてしまわないよう、どうか気持ちを楽に持って過ごしていって下さい。
    私も妻の「病める時」がかなり長くなって大変ですけれども、ほどほどに脱力しつつ頑張ります。