誓いの言葉の意味

妻は昨日は朝から夕方までずーっとゲームをして、疲れたのか夕方4時ごろに一度寝た。その後1時間ほどして起きると、ケタケタ笑い始め、次第にまたもや居もしない人との喧嘩が始まった。夜通し、朝方4時まで叫んだりしていたので、さすがに疲れたようでその後はぐっすりだったようだ。

それにしても、最近慣れたのか、半分あきらめてるのか、それとも最近妻の機嫌がよいことが多いから気が楽になっているのか、私もやっとこの現実を受け入れて、妻の病気とも末永く付き合っていく気になってきたような気がする。

以前は、「なんで治らないんだ?」、「なんでこんなこともできなくなっちゃったんだ?」、「どうしてうちだけこんなに不幸な目にあうんだ?」、「これじゃ生きてる意味がない」、などと悲観的に考えてしまうことも多かったが、最近では、妻の調子のいいときの姿や、調子が悪いときでも機嫌よく爆笑している姿を見ると嬉しいし、激しく泣き叫んでいても、以前ほどは腹立たしく思わなくなってきた気がする。

結婚式のとき、神父さまの「病める時も、健やかなる時も、この者を妻とし、愛することを誓いますか?」という言葉に、簡単に「誓います」と言ったが、あの時の誓いの言葉の意味がやっとわかったような気がする。釘を刺されているのだ。こういう時には、神父さまの言葉をよく思い出す。やはり結婚式はやっておいて良かった。妻の夢だったから。人生というものは、決してうまく行くことばかりではなくて、今がまさにあのときの「病める時」なのだ。妻が「健やかなる時」になるまで、頑張ろう。

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コメント

  1. なか より:

    過去の記事へのコメントで恐縮です。検索で貴ブログへたどり着きました。私の妻も最近医療保護入院となりました。入院させた私を恨み、実家の家族を恨み、離婚・絶縁し一人で生きていくと宣言しながら暴言を続ける状態が続いています。
    たまたま当該記事にある「病めるときも・・・」という誓いが今なのだということを、私自身、自らを奮い立たせる気持ちで言い聞かせていたところで、思わずコメントいたしました。同じように病気と向き合われている方の文章を読むだけで、とても励みになります。ありがとうございます。

  2. schizo より:

    なか さん
    コメントありがとうございます。
    過去の記事へのコメントも新しい記事へのコメントと同様に有難いです。
    このブログへわざわざお越しくださりありがとうございます。
    奥様が医療保護入院になってしまったとのこと。そしてそのことで夫であるなかさんや実家のご家族を奥様が恨まれているということで、大変お辛い状況であると心中お察しいたします。実際のところ、奥様はとても孤独感や不安感もおありだと思うので、責められ、お辛いかもしれませんが、奥様のことを支えてあげられるのは、なかさんご自身や実家のご家族だと思いますので、この”病める時”をどうか乗り切ってください。いつか、奥様となかさん、そして奥様の実家のご家族に笑顔が戻りますように。