お金のやりくりや節約法について

これまでこのブログのあちこちにお金の調達や工面などについて書いてきたが、ここらでメモ的に一度まとめておきたいと思う。

うちの場合は、妻が統合失調症で入院してからというもの、出て行くお金は増えるし、仕事は辞めざるを得なくなるし、ということで、とても一般的な方法では生きていけない状況になった。それでいろいろ調べたり、役所の方に教えていただいたりして、なんとかやってきた。具体的にやってきたことは以下のとおり:

1.退職後、すぐにハローワークに行き失業給付の手続きをする
2.市役所で障害基礎年金、障害特別手当の申し込みをする
3.市役所でそれまで支払っていた健康保険や年金の確認をして、必要な手続きをする
4.市役所で住民税等の相談をする
5.家賃の検討をして必要であれば引っ越す
6.家計簿を見直し、予算を組みなおす
7.行政支援等で安く利用できるものがあったら、ありがたく利用する
8.必要のないものを売る
9.カードで買い物をした場合、できるだけ早く前倒し返済をする
10.買い物は少しでも安く、できるだけ現金で済ませるが、健康には気をつける
11.このような状況でもできる形で、収入を得る方法を探る

1は、自己都合退職扱いとなるので、給付までに3ヶ月かかる。その間は貯蓄を取り崩すなどしてしのぐ必要がある。

2、3、4、は特に重要だった。ともかく税金関連が高かったので、退職後は実質支払えなくなった。相談をすればなんとかなるものだと思ったので、もし同じような状況に陥った人がいたら、まずは市役所などで相談することをお勧めしたい。そして、診断書や過去の病気の経緯などの情報が必要になるので、発病や再発前のコミュニケーションがすごく重要だと思う。そして「行政の支援を受けるのは恥ずかしい」という意識は持たないほうがいいと思う。それまで高い税金を支払ってきたのだし、誰だって支援される側になることもある。

5の家賃。これは当時出費の3~4割くらいを占めていたが、収入がなくなると強烈な破壊力で家計にダメージを与える。うちの場合は退職後すぐ引越し先を探し始めたが、なかなか見つからず、また慣れ親しんだ家から離れる踏ん切りもつかず、ずるずると退職後半年以上住み続けてしまった。

6の家計簿。これは妻の再発前から予算だけは私が作っていたので把握していたものだが、収入・支出とも大きく変わるので、生きていけるかどうか見通しを立てる意味でもぜひとも必要だと思う。

7の行政支援。これは各市町村で違いがあると思うが、障害福祉課などで詳しく教えてくれるので利用したらよいと思う。障害者本人のバス代が無料だったり、タクシー補助があったり、細かく助かる。

8の必要ないものを売る、というのは私の場合、逆にストレスで買い物をしてしまったので最初は逆に買いすぎてしまった、という失敗を取り返す意味合いも強いが、そうでなくても普通に働いていたときに買っていた物など、たくさん売れるものがあると思う。うちの場合、慌てて引っ越して大部分捨ててしまったが、もっと上手に売れていただろうなと思うものがたくさんある。それにしても、たくさん売り払った。そして今はすごく身軽だ。売り上げは、生活費の足しや、もしもの場合の現金保有、そして次の項目のカード等の繰上げ返済に充てる。

9のカード利用残高の繰上げ返済。これはかなり重要だ。引越しや家具・設備の購入等々で、カードを使ってしまう場面もあると思う。私の場合、サラリーマン時代に無数にカードを作っていたので、その中の3つを引越し時から使った。1つは地方への引越し用。2つ目は実家から県営住宅への引越しプラス買い物用。3つ目は仕事の機材等購入用だ。残高は合計100万円に上った。すでに1つ目は完済し、3つ目は今月10万を繰上げ返済し、残高が20万円を切った。2つ目はまだ40万円以上の残高がある。このショッピングリボなどの返済が結構ばかにならない。なにせ利息が年率15%だ。例えば残高が20万円あれば、年率15%としても月々30000円を12で割った金額2500円が没収される。月々1万円返済しても実質7500円しか元本が減らない。うちの場合、一時期は3つのカード会社に同時に返済してたので、リボ払いだけで35000円くらいあった。このうち10000円くらいは利息分だ。いちど計算してみたらわかると思うが、この利息分があるため、なかなか元本が減らないのだ。カード会社というものは、残高が減ってくると、月々の支払い額が下がる設定になっていて、末永く利息を頂戴する仕組みになっている。そして月々の支払い負担を減らすことで、新たなショッピングリボをお誘いしているのだ。そんなわけで、消費者が取るべき道はこの反対の方向だ。「できるだけカードを使わず、使ったらリボにせず、リボにしてしまったらできるだけ早期に繰り上げ返済し、早めに縁を切る」。これが鉄則だ。
※世の中的にカード会社が必要ないと言っているのではない。役立つ場合もあるが、消費者として上手に利用しようということだ。

10の買い物についてだが、上で述べたとおり現金で買うことが重要なことはもちろんだが、なにせサラリーマン時代などと比べれば収入は激減するので、少しでも安いものを探すのが重要だが、健康を損なっては元も子もない。やはり体が資本なので。

11の収入の道。これは今も模索中というか準備中だが、経済的な意味でも、自分のやる気というか前向きな気持ちを保つためにも、先を見据えて、何か建設的な行動をとることは非常に重要だと思う。

以上、長くなったがとりあえずこのあたりで。

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コメント

  1. atom6602 より:

    統合失調症で調べている内にブログにたどりつき拝見致しました。
    毎日本当にお疲れ様です。
    我が家は母が統合失調症で、今再入院しております。
    幸い嫁が働いておりますので、私の少ない収入でも何とかやりくりできておりますが、先行きを考えると生活の基盤を作ろうと模索中です。
    今回は退院して⒋ヶ月目に私の方が精神的にも肉体的にも疲弊してしまい、また母の退院後の悪化に伴い再入院となりました。
    2週間をメドに帰ってくるのですが、schizo様のようにおおらかに対応出来ればと思うのですが、なかなか感情的になったりしてしまい余計に母の病状を悪化させてきたのかなと思います。
    どうか、奥様ともにschizo様もお身体を大事にお過ごしください。

  2. schizo より:

    atom6602さま
    コメントありがとうございました。お母上様のご病気、大変ですね。お察しいたします。うちでは、私が外でバリバリ働くわけにはいかず、出費を最小限に抑えるよう頑張っていますが、先行きが見えず、また出費もあるし、看病する側の心理的負担も大きいので、感情的になりがちな点も、私も身をもって、本当に、よくわかる気がします。どうか、何か楽しいこととか、お母上様が喜ぶような事や、ものをプレゼントしたりして、皆様がのんびりできるよう頑張ってください。かげながら応援させていただきます。