言葉遣いと態度など

以前、妻の症状についての稿でも書いたが、妻は調子の良いときと悪いときではまるで人が違ったかのように使う言葉と態度などが違うので少し詳しく書いてみたい。

調子が良い時の妻は、彼女が幼少期に育った地域の方言で喋る。そのため馴染みがない私には聞き取りづらく、聞き返してしまうほどだ。そしてその方言で喋ってるということについて、自分では何の違和感もかんじていないらしく、極々当然のように喋る。話し方はゆっくりだ。

態度という面では、静かで、落ち着いていて、きれいずきだが神経質さはない。

一方調子が悪いときには、成長後に居た都会の言葉で喋る。この言葉は私が妻と知り合ってからずっと使っていた言葉なので、私にとっては何の違和感もないのだが、とにかく早口でテキパキ喋る。脳はフル回転だ。再発前の話し方はもう少しゆっくりだった。

態度という面では、とにかくうるさく、イライラしていて落ち着きがなく、神経質なのにきれい好きではない。というか、きれいに出来ない、と言った方が正確だと思う。

どうしてこうも二極化しているのかはわからないが、現象から推察するに、比較的幼少期は郊外での生活だったためか、ストレスが少なくのんびりした環境だったのに対し、成長してからは、都会中心だったからか、ストレスが激しく、イライラさせられる環境だったのだろうということは言えるだろう。

どうも傍から見ていると、一時幼少期ののんびりした環境に逃げ込み、退行することで英気を養ったのちに、成長期に経験した厳しい環境でやりのこしたことや言い残したこと、心に引っかかるわだかまりにけりをつけに行って、また幼少期に逃げ込む、という繰り返しのようにも思えてくる。もしかしたら、妻の心の中で引っかかっていることにけりがついたら、症状自体も消えて、このサイクルもなくなるのかもしれない。

あくまで推測に過ぎないが、もしこれがその通りなのだとしたら、支えている側としては、妻が心置きなくけりをつけられるよう、××時や×時にいかにうるさかろうとも、いいたいことを言わせてやれる環境を作る、というのが大事なのかもしれない。

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コメント

  1. 香織 より:

    こんにちは。奥さまの症状は私と似ています。私も田舎育ちで、ストレスの多い都会で具合を悪くし、実家に戻って心身を整えてから、また都会へ…の繰り返しをしていました。今は、やはり田舎の方が落ち着くため、実家にいます。統合失調症と診断されましたが、どちらにも腰を落ち着けれなかったのが影響しているかと思います。

    • schizo より:

      香織さん
      こんにちは。コメントいただきありがとうございました。
      都会でストレスの多い中で生活をしているとどうしても心身のバランスを保つのが難しくなってしまう場合がありますよね。私も実家に戻った時には、都会とのあまりの落差に驚くほどでした。拍子抜けというか、こんなに毎日が楽なのかと。妻も毎日のストレスの洪水にやられてしまったという面もありますので、この落ち着いた環境で療養して良くなることを願う毎日です。香織さんは症状が私の妻に似ているとのこと。実家でのんびりと、落ち着ける居場所で、ゆっくり癒してください。またぜひこちらのブログにも遊びに来てください。